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日本渡航医学会 JSTH (Japanese Society of Travel and Health)

トラベラーズワクチン委員会Traveller's Vaccine Committee


 本委員会の活動は、2010年3月31日に発行された「海外渡航者のためのワクチンガイドライン2010」の製作から始まりました。現在の構成委員、活動の目的、これまでの主な活動内容は以下の通りです。

●構成委員

委員長   田中 孝明 (川崎医科大学)
副委員長  渡邊 浩  (久留米大学)
委員    岡田 賢司 (福岡歯科大学)
      菊池 均  (名鉄病院予防接種センター)
      田中 敏博 (JA静岡厚生連 静岡厚生病院小児科)
      西園 晃  (大分大学医学部 微生物学)
      福島 慎二 (東京医科大学)
      三島 伸介 (関西医科大学)
      宮城 啓  (三菱重工業株式会社 長崎造船所病院)
      八板 謙一郎(千鳥橋病院感染症科)
      四柳 宏  (東京大学医科学研究所 先端医療研究センター感染症分野)

●活動の目的

 「海外渡航者のためのワクチンガイドライン2010」を作成した目的とも一部共通しますが、以下のように考えています。
  1. 渡航者の健康を守るために予防接種が有効かつ安全に実施されること
  2. 国内の諸規定に則った予防接種に関しての適切な情報提供を行うこと
  3. 日本では未承認・適応外・適応対象が制限されているワクチンについて、世界の標準的指針に関する情報提供を行うこと
  4. 国内未承認ワクチンを使用する際に心得ておくべき事項について情報提供を行うこと
  5. 訪日外国人や海外滞在からの帰国者に予防接種が適切に実践されること
  6. 上記1〜5により、渡航者に対する適切な予防接種が普及すること

●これまでの主な活動内容

2022年11月4日:
「遺伝子組換え技術を用いた生ワクチン」の輸入に関する注意喚起(更新版)を掲載しました。
2016年4月18日:
「ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種推進に向けた関連学術団体の見解」
予防接種推進専門協議会
 有害事象が注目され2013年6月に接種勧奨が中止されたままになっているHPVワクチンについて、積極的接種を推奨することと、その根拠が明快に記述されています。当学会も参加学術団体の一つとして承認しています。
2015年5月27日:
髄膜炎菌ワクチンの国内販売に際して〜エクリズマブ製剤の使用にあたっての留意事項の改訂を学会員へ周知依頼
添付資料3 & 厚生労働省通知
2015年5月14日:
髄膜炎菌ワクチンの国内販売に際して〜市販後の安全性情報収集に関する学会員への協力依頼(添付資料2 & 添付資料メナクトラ
2014年8月13日:
パキスタン渡航者へのポリオワクチン( PHEIC 関連)に関する学会員への情報提供(添付資料1
2013年9月:
「開発優先度の高いワクチンに関する評価」を予防接種推進専門協議会へ提出
2013年4月:
腸チフス コンジュゲートワクチン ガイドライン案(WHO)へのコメントを提出
2012年3月19日:
「A型肝炎ワクチンの小児適応拡大に関する早期承認についての要望書(案)」を予防接種推進専門協議会第13回代表委員会議に提出。
*なお、国産A型肝炎ワクチン(エイムゲンR)の小児適用は2013年3月に承認されま したが、本件に関して日本渡航医学会と本委員会は下記の活動を通じて貢献しました。   
・「医療上の必要性が高い未承認の医薬品又は適応の開発の要望に関する意見募集 (厚労省医薬食品局審査管理課)」へ要望書提出(2009年8月,厚労科研研究班  矢野公士先生、および日本渡航医学会)   
・16歳未満小児への接種実態調査への協力(2010‐11年,日本渡航医学会)
2012年1月17日:
「海外メーカー製造の狂犬病ワクチンの国内承認に関する要望書(案)」を予防接種推進専門協議会第12回代表委員会議に提出
2010年3月31日:
「海外渡航者のためのワクチンガイドライン2010」を刊行。



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