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ごあいさつ

 

第18回日本渡航医学会大会長 宮津光伸 この度、第18回日本渡航医学会学術集会を、中部地区で初めて名古屋市で開催することになりました。名鉄病院予防接種センター長、宮津光伸です。地方の民間病院で小児科医をしながら予防接種に明け暮れて30年になります。

平成8年(1996年)からは予防接種センターを開設し、定期接種の洩れ者のための個別接種外来を始めました。当時名古屋大学医動物学教授 磯村思无先生の御指導の下で、留学や渡航者のための個別接種と証明書作成を始めたのをきっかけに、予防接種の考え方と領域を広げて今に至っています。今や中部地区のトラベルクリニックを自負して、海外渡航のための予防接種相談および実践、そして情報発信をしています。

 

 今年の本学術集会のメインテーマは、“Travelers Vaccine Renaissance”
「渡航者ワクチンの再構築(渡航者の健康と安全のために)」としました。

 本学会の積極的な指導の下で、各地にトラベルクリニックが誕生しています。正しい知識に基づくトラベルクリニックの輪を広げること、また数多の海外情報が氾濫する中で、より正確により早く認識して活用すること、通常の赴任者とは異なる環境に置かれている日本人学校派遣教員への援助と特殊性の認識、などに関するシンポジウムやいくつかのセミナーを企画しています。渡航医学の初心者から海外感染症の専門家、そしてさまざまな関連業種の人たちの交流の場にしたいと考えています。

 

 ところで、慶長15年(1610年)の名古屋城築城に始まる名古屋開府400年を経て、本丸御殿の復元と公開が始まっています。また近郊には名鉄病院の関連施設でもある明治村やリトルワールドなど、観光資源にも恵まれています。

 7月20日・21日の名古屋は、日本一の蒸し暑さですが、できるだけ快適な環境空間を準備しています。是非とも数多くの皆様の参加を得て、活発且つ有意義な学術集会にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 今年もノーネクタイで結構です。

 

 

 

平成26年〔2014年〕2月
第18回日本渡航医学会学術集会
大会長 宮津光伸

 

 

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ページ最終更新日:2014.4.10